【4選】シーリング材の劣化状況ってこんな感じです

投稿者: | 2017年9月27日

毎度突然ですが質問です。

外壁のシーリング材って見たことや触ったことありますか?

こんな感じで外壁のつなぎ目にシーリングというものを注入し、乾くとゴムのような弾力性があります。

シーリング材:構造物の防水性や気密性を保持するために、継ぎ目や隙間に充塡(じゅうてん)する材料。

毎日紫外線や雨風から家を守ってくれている存在です。

用途は多く、多くの方は馴染みのある部位ではないでしょうか?

 

私自身が小学生の時お友達のマンションで鬼ごっこをしていた際、改修工事でマンションのシーリングを打ち直していたことがあります。

「乾燥中!さわるな!👏」とテープに書かれていたにも関わらずどうしても触りたくなってしまい、

触ると、シーリング部分に私の人差し指の指紋が残った記憶があります。

あのマンションの私の指紋がくっきりと残ったシーリング。小学生の頃の話なのでもうさすがに新しいシーリングに変わっているかな・・・

 

と、かなり話がずれましたね。すいません。

「シーリング」「コーキング」どっち?


私も正直わかりません。

根本的に違うそうですが、最近では同様にいわれているそうです。

 

シーリングの交換時期


シーリングはペンキなどと同様で常に紫外線や雨・風にさらされると劣化してきます。

場所にもよりますが5年ほどで劣化してきます。

10年でシーリングの打ち直しをされるところが多いのじゃないでしょうか。

 

健全なシーリング


まだ打ち替えが必要のない、元気なシーリングです。

 

 

 

シーリングの劣化状況


こんな症状がでてきたら、そろそろシーリングの交換時期です

原因と対処方法は一概には言えませんが考えられるものを記載します。

 

原因

・経年劣化

・プライマーの塗り忘れ、プライマーの塗りムラ。

・外壁の動きにシーリングの接着強度が耐えられなかった。

3面接着による施工ミス

対処方法

・次回の打ち替え時にはプライマーをしっかりいれる。

・3面接着を防ぐため底部分にボンドブレーカーというテープを貼ってからシーリングを打つ

安いところは、ボンドブレーカーを入れない業者がいるそうです。(見た目ではわからない為)、もしくは技術者の知識不足も考えられます。

ボンドブレーカー、もしくはバックアップ材は必ず入れてもらうように確認しましょう。

 

❶チョーキング

指でこすると、シーリングが粉状のようになっており、指にシーリングがつきます。

 

❷肉やせ

劣化とともに、シールそのものがやせ細っています。

新築時に施工したときのシールのボリューム不足も考えられます。

 

❸ひび割れ

劣化して硬貨してくるとひび割れが生じます。

 

❹剥離

 

 

 

シーリングは打ち増しより打ち替え


既存のシーリング材を全て撤去してから新しいシーリング材を打ち直す「シール打ち替え」、

既存のシーリング材の上にシーリング材を打って増やす「シールの打ち増し」、どちらが良いでしょうか。

施工の手間がかからないのと、材料費から考えれば打ち増しの方が安く済みます。

業者にもシーリングがそんなに痛んでいないからと、打ち増しを勧められる場合があります。

しかし、既存のシーリングの上に新しいシーリングを重ねるということで、シーリングとしての性能は十分に発揮できるのでしょうが。

打ち増しでは、性能性が確保できるのか保証がありません。

結果より高くつく可能性があります。よって打ち増しより打ち替えをおすすめします。

 

 

放置すると雨漏りを引き起こす?


劣化したシーリングを放置することにより、隙間から雨水が入り、雨漏りになる可能性があります。

劣化したシーリングは改善することはありません。

「もう少し先でいいかな」「また今度考えよう」など先送りすることはご自由です。

上記のような写真の状態になったらできるだけ早く打ち直しをお勧めいたします。

 

 

追記:DIYで応急処置


も、アリだと思います。

一部分だけ劣化しているなど、危険が及ばない範囲(一階部分など)でしたらご自身でシーリングにもチャレンジしてみるのも良いと思います。

シーリングの打ち替え工程

  1. 既存のシーリング撤去
  2. マスキングテープで養生
  3. 密着力をよくするプライマー塗布
  4. シーリング充填

シーリング材は、ただ隙間を埋めれば良いというものではありません。

正しい作業工程がシーリング材の性能を十分に発揮させることにつながります。

 

シーリングに限らず家のメンテナンスを

業者だけに頼るのではなく、自分でもやってみる。

という精神は決して恥ずかしいことではなく、むしろかっこいいことだと思います。

そういう意識が住宅の寿命を長くさせる秘訣!だと思います。

 

 

 

 

 








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