外壁が部分的に緑色に変色しているませんか?
その③―壁にヒートブリッジ(熱橋)がある場合―
北側の外壁に藻やカビが発生していませんか?見た目は悪いですが、珍しい現象ではありません。
考えられる原因として、断熱性能上の問題によって壁体内に起こる内部結露が考えられます。
内部結露が起きる原因として、
室内の温度と湿度と、外気の温度の差によって発生します。
例として、外気温が0℃、断熱していない室内を20℃まで暖めると必ず結露が発生します。
外壁の中に断熱材を入れる方法を内断熱といいます。
多くの住宅は内断熱という施工方法をされているかと思います。
内断熱工法の場合、断熱材が入らない部分があります。それは柱や桟(さん)という部分です。
木材は鉄などに比べると断熱性能は良いですが、断熱材にはかないません。
室内と外に寒暖差がある場合、断熱材が入っていない部分には”ヒートブリッジ(熱橋)”という現象がおきます。
ヒートブリッジ(熱橋):外壁と内壁の間にある柱などが熱を伝える現象のこと
断熱材が入っていない柱やビス・ボルトが熱を伝え、外壁全体の断熱性能を下げることにより結露に繋がります。
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