外壁が部分的に緑色に変色しているませんか?
その④―室内の湿気が壁体内に入ってくる場合―
北側の外壁に藻やカビが発生していませんか?見た目は悪いですが、珍しい現象ではありません。
考えられる原因として、断熱性能上の問題によって壁体内に起こる内部結露が考えられます。
内部結露が起きる原因として、
室内の湿気が壁体内に入ることによって発生します。
壁体内の内部結露を防ぐ方法は、室内の湿気を壁体内に入れないことが考えられます。
そして、室内に湿気を発生させない住み方が大切です。
普段、家の中でこんな過ごし方をしていませんか?
1⃣室内で洗濯物を干す、部屋干し
2⃣観葉植物を室内に多数置く
3⃣熱帯魚を飼う
4⃣お風呂の蓋を開けっ放しにする
5⃣トイレの蓋を開けっ放しにする
6⃣石油ストーブを使用する
石油ストーブの上にヤカンを置いていませんか?
石油ストーブは使用しているだけでかなりの水蒸気が発生しています。
さらにヤカンで水を沸かすと、湿気を出しまくっている状態です。
換気がされていたら良いのですが、多くは換気不足による結露発生からカビが大量発生しています。
どうやって壁体内に湿気がいくの?
室内にはコンセントやスイッチプレート類が多数付いており、それらから湿気が壁体内に簡単に侵入します。
もしくは石こうボードを通って壁体内に湿気が移動します。
断熱材に使用されている防湿シートが正しく施工されていたらまだ良い方ですが、断熱材の入れ方や留め方によっては現場レベルで間違いが多く、間違えていると柱や土台が腐ってきます。
番外編
寒冷地では、石こうボードの下地にビニールシートを防湿層の意味で施工されています。
温暖地では、職人の方が慣れていないのもあり、施工されていません。
施工するとしても、断熱材にもともと使用されているビニールのみです。
その断熱材にもとから付いているビニールが破れていたり、現場で断熱材をカットし、そのままだった場合は断熱材の本来の役目は著しく低下します。
中には、ビニールを外した状態で小さな隙間に断熱材を詰め込んでいる例もあります。
職人の方は配慮して詰め込んだのだと思われますが、一緒にビニールも施工すればもっと配慮したことになります。
正しい断熱材の施工方法を学ぶ必要があります。
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