建売住宅より注文住宅が高い理由とは②

投稿者: | 2018年2月15日

先ほど、注文住宅は人件費が高いとお話ししました。

ベースが高いので、希望の家を建てられる人って意外と少ないのです。

希望の家を建てたいから注文住宅にする。

それはそれで良いと思います。

しかし実際にはコスト面で諦める人が多いのが現状です。

諦めて諦めて。削って削って。

完成披露!

『・・・あれ?隣の建売住宅の方が高そうに見える・・・。』

こういうこと、意外と多いのが現状です。

 

 

 

希望の家はどんな間取りですか?

基本的にみんなが住みたい家、広さって同じくらいなんです。

大体3人から4人家族とかではないでしょうか。

注文住宅で建てる80%の人が4LDKの家を建てます。

建売住宅は万人受けする広さで4LDKの家を建てます。

・・・同じ広さですね。

 

注文住宅でも建売住宅という商品でも多くの人が選ぶ商品は同じようなものが多いのです。

例えば5LDKが必要、ワンちゃん専用のへやが別に必要!という方は注文住宅で建てないといけないと思います(^▽^)/

 

どのように違うのか、ざっくり下の表にまとめてみました!

 

 
 

建売住宅

BtoB(プロの業者と業者の取引)

注文住宅

BtoC(プロの業者と一般のお客様の取引)

全体

売上時期から逆算して動く

結論が早い

 お客様のご希望やこだわり次第

短くなるか長くなるかはその人次第

先を読めない為計画がしづらい

契約までの時間

1ヶ月~1.5ヶ月程度

打ち合わせ回数:3~5回程度

 大体2~5ヶ月程度

打ち合わせ回数:10~20回以上

工期 2.5ヶ月~3ヶ月程度

3.5ヶ月~4ヶ月程度

設備仕様

コンセプトに応じた仕様

お客様の希望+予算次第で変更
契約後打合せ

打ち合わせ回数:2~3階程度

万人受けの間取りで4LDK

自由設計

打ち合わせ回数:5回以上

8割の方が4LDKに決める

内装仕上げ

プレゼンボードで仕上の確認・共有

打ち合わせ回数:1~2回程度

お客様が納得いくまで何回でも打ち合わせ

打ち合わせ回数:3~10回以上もある

修正図面

電話・メール・ファックス・郵送等で確認

その都度、対面で打ち合わせをする
施工棟数

2棟以上の複数棟を建てる

一棟のみ
施工管理

一現場複数棟

効率良く管理ができる

一現場一棟

効率が良くない

仕入れ

複数棟共通仕様なので一括発注・納品

安く仕入れることが出来る

個別発注・納品

現場仮設等

複数棟共通で使用する

安く抑えられる

現場ごとで用意・使用する
現場養生

仕事に対する企業姿勢が現れる

工事現場にはお金をかけない

例.足場養生メッシュシートがたるんでいる、隙間が空いている、全面覆われていない。誰でも工事現場に入りやすいような現場。

工事現場にお金をかける

例.足場養生メッシュシートが全面キレイに覆われている、境界線に柵などを用意して安易に他人に入られないようにする。

コスト

売上時期から逆算して計画する

打ち合わせに必要な人件費・時間・コストを節約できる

 無知識なお客様に複数回の打ち合わせが必要。その為、BtoBより必然的に時間がかかる。

人件費+時間+図面+見積もり+現場打ち合わせ=コストアップの要因

 

 

建売住宅と注文住宅の違いをざっくり理解することができたでしょうか?

どちらが勝っている勝っていないというより、なぜ注文住宅は高いのか?

高いから良いのか?安いから悪いのか?と簡単に理解していただけたら嬉しいです。

 

もっと簡単にお話しをすると・・・

既製品のスーツと、オーダーメードのスーツ

どちらが高いでしょうか?

 

そうですよね。オーダーメードのスーツですよね。

私たちが気軽に購入するものの大半は既製品のものです。

オーダーメードは既製品より時間・コストもろもろ既製品より必要です。

なぜそうなのか?

オーダーメードでは関わっている人の人数・時間が違うのです。

 

オーダーメードのスーツの場合

1⃣お客様の好みを聞き、採測し、生地やボタン、裏地等を決めていく人

2⃣生地を裁断する人

3⃣縫製をする人

4⃣検品する人

5⃣工場から店舗へ郵送する人

6⃣お客様へサイズを確かめてもらうために接客する人

このような流れで出来上がりますよね。

 

注文住宅もこのように関わる人が多いため費用が高いのです。

 

その費用は全体のコスト80%が占められているのです。

 








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