皆さんの街にも里道や水路はありませんか?
◆里道とは
道路法の適用のない道をいいます。小さな路地や農道を里道といいます。元々国の持ち物です。
赤線(あかせん)、赤道(あかみち・あかどう)とも言います。
2種類ある里道
1⃣里道
2⃣旧里道
の2種類があります。
上記二つの違いは何なのでしょうか?
1⃣里道(りどう)
所有者:市町村長
大正8年に重要な里道のみを市町村道に指定されたためです。
現在里道として活用されているものは不特定多数の人が使用する重要な道路になっています。
2000年に重要な里道は国から市町村へ譲与(無償譲渡)されています。
そのために市町村が管理をしています。
この里道は購入することが出来ません。
2⃣旧里道(きゅうりどう)
所有者:国(財務局)
大阪でいうと近畿財務局になります。
財務局サイト:旧法定外公共物(旧里道・旧水路)
普段からあまり使用されない里道はそのまま国が保有しています。
「地方分権一括法」により使われることが少なくなった里道のことを旧法定外公共物(旧里道・旧水路)といいます。
実質的な維持管理は周辺の住民任せで放置されていたのが実情です。
この旧里道は購入する事が出来ます。
旧里道を購入するまでの流れ
1⃣払い下げ申請
旧里道の所在する最寄りの財務局へ申請する
↓
2⃣評価作業
旧里道は、国の財産です。
周辺の取引事例価格や地価公示価格などを考慮し、売払価格(時価)を算定されます。
↓
3⃣売買契約
売払価格が決定すると財務局から売買契約書が送付されます。
記名・押印し、収入印紙を貼付したうえで、財務局へ持参し、売買契約を締結することとなります。
売買代金は、契約締結と同時に納付することになります。
※売買契約書の収入印紙について
・契約書は双者で取り交わします。
・国と契約する場合、国側が用意する契約書については収入印紙は貼られていません。
印紙税法によって国側の契約書は印紙税が課税対象外になると決められています。
・私たちが用意する契約書には収入印紙が必要になります。
契約書はお互いで交換しあうので、
・国(財務局)が保管する契約書には印紙が貼られていることになります。(私たちが用意した契約書のため)
・私たちが保管する契約書には印紙が貼られていません。(国が用意した契約書のため)
購入の他にも境界線確定や、旧水路の払い下げ等もできるそうです。
旧里道を購入したい方は管轄地域の財務局に問い合わせてみてくださいね。
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