住宅購入の前に水道を調べよう

投稿者: | 2019年1月22日

新築や中古戸建を購入する前に、調べることはたくさんありますよね。

その一つに、水道(正しくは排水管)について調べる必要があります。本日はその水道について書きたいと思います。

新築・中古なのか?、公道なのか?私道なのか?によっても変わってきます。

 

新築の場合

土地を購入する際は、前面道路に排水管(家に水を運ぶ管)が来ているかどうかを調べる必要があります。

公道の場合:一般的に配水管が埋設されています。しかし公道の場合でも、まれに配水管が埋設されていない場合があります。こうなるとちょっと大変です…。前面道路に配水管を埋設しないと、家まで水道が来ないため、水が使えません。その工事代金を自己負担したり、一部負担金を支払ったりすることになります。

私道の場合:その私道を所有している人たちとのルールがある場合があります。その場合は私道を所有している方たちへ確認が必要です。私道を掘り起こす場合も、私道を所有している方の許諾が必要だったり、費用が必要になります。

その私道を、誰が所有しているのかを確認する場合は、法務局へ行って、地番を上げ、登記を請求すると所有者情報を確認することができます。

 

中古の場合

購入する土地に、以前から建物があった場合や、中古戸建を購入する場合には、前面道路には既に給水管が敷地内に引き込まれているでしょう。

量水器には、13A、20A、25Aのいずれかが刻印されていると思われます。これらは給水管の太さを表しています。

給水メーター

給水メーターです。

見えづらいですが、赤いアンダーラインが引いたところが給水管の太さを表しています。これは13/1.5と表示されているので、13Aということになります。

 

現代の私たちの生活では20A~になっています。もし埋まっている給水管が13Aだった場合は、水量が少ないので20A以上に交換する必要が出てきます。

 

給水管の材質確認

既存の住宅や土地に埋め込まれている給水管の材質も確認が必要です。

一般的な給水管の材質は塩ビ管と思われます。塩ビ管は錆びる心配がなく、耐食性、軽量で施工に優れているために多く使われています。

亜鉛管を使用している場合:人体に悪影響を及ぼすので管の入れ替えが必要です。

鉛でできている給水管(引き込み管)です。可とう性・柔軟性に富み、加工・修繕が容易であるという特性があり、堺市では昭和51年ごろまで使用していました。

給水管の入れ替えは実費

水道の配水管は市の所有になります。それ以外の、敷地内まで水を引く給水管は、個人の資産と考えられます。

給水管を入れ替える等の工事費用は市は負担してくれず、御自身での費用負担となります。まさかの出費となりうる可能性大ですね。

ちなみに堺市では、鉛製の給水管の場合、1/2の費用で最大20万円まで補助金が出るそうです。

 

給水管の水漏れは一部、水道局が負担してくれる

ちなみにですが、給水管が水漏れした場合、配水管(本管)から敷地内のメーターまでの漏水だった場合は、堺市水道局が補修の費用を負担してくれます。

水道メーターから家までの間に漏水があった場合は、実費負担となります。

ぜひ参考にしてください。市町村によっても対応は違うと思うので、お住まいの地域を管轄している水道局へご確認をお願いします。








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