私たちは住宅診断を依頼される際、お客様より診断日よりも前に図面や不動産図面をもらいます。
実は、お客様から図面をもらった時点からインスペクションは始まっています。
というのも、図面から家の注意点(劣化しやすい箇所)が読み取れるからです。
今回はそんな注意点の1つをご紹介いたします。
まず、こちらのAとBの2つの図面をご覧ください。
この2つの図面は先ほど、スーモで適当に選んだものです。
どちらの物件が雨漏れ被害が発生しやすいでしょうか?
A
B
どちらもよく似た家の形をしていますが、雨漏れの可能性は実はBの方が高いです。
理由はベランダ・バルコニーの配置にあります。
物件Aのベランダの直下には部屋がなく屋外です。部屋等はありません。
物件Bのバルコニーの直下には、4.8帖の洋室となっています。
これでは、雨漏れしやすい家になります。
原因としてはバルコニーの塗膜防水が劣化し雨漏れするからです。
塗膜防水が劣化しひび割れが起きている状態
1階の4.8帖の洋室天井に水染みが無くてものこのように天井裏で水染みが発生していることもあります。
これは天井の表面には雨染みが見当たらず、天井裏を確認すると梁に雨漏れの形跡があった様子です。
2階建ての住宅の場合・・・
2階の天井に水染みがあった場合は、屋根の劣化で雨漏れがおきていると考えられます。
1階の天井に水染みがあるときは、原因として考えられるものは
水染みの直上が水回り(トイレ、お風呂、キッチン、洗面台)以外であればベランダになっている場合があります。
今回のような物件Bのような場合は注意して確認しましょう。
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