早速ですが、クイズです。
『資産価値が低くて売りにくい間取り』は次の内、どちらでしょうか?
1⃣整形間取り
2⃣不整形間取り
何となくは皆さんも分かるとは思いますが答えは2⃣不整形間取りです。
理由は不整形(ふせいけい:凸凹した間取りのこと)だからです。
不整形だとなにが悪いのでしょうか?
1⃣将来の間取り変更が困難(間取り変更がしづらい)=結果資産価値が低くなる
2⃣耐震性が低くなる
主にこの2つの要因があまり良くない原因とされています。
特に今回は1⃣について皆さんに知っていただきたい!
1⃣の将来の間取り変更が困難であることと、資産価値が低くなることで、あなた(所有者)にどういう影響・関係があるのかを理解していただきたい!
関係を紐解いていく前に、まず資産価値が高い低いの説明からしたいと思います。
資産価値が高い物件とは
簡単にいうと適正価格ですぐに買い手が見つかる物件のことです。
要するに即現金化できる物件は資産価値が高いのです。
ちょっと難しい言葉でいうと流動性(りゅうどうせい)がある物件ということになるのです。
資産価値が高い=流動性が高い=いつでも適正価格で売れる😇
逆に
資産価値が低い=流動性が低い=なかなか売り手が見つからず、価格も低い😢
と解されます。
話を元に戻してみると、今回の間取り変更が困難であることは流動性が低い物権であるといえます。
マイホームは購入時の生活にマッチすれば良いというものではなく、年齢・家族構成によるライフステージの変化に対応していく必要があります。
ライフステージの変化の例を挙げると
✅家族が増える(部屋を増やす)
✅子供が独立(部屋を減らして大きく使う)
✅親・自分自身の介護(介護に配慮し廊下を広げる、または玄関近くに部屋を設けるなど)
など…
ライフステージに合わせて取りの変更も必要になるケースも!
しかし!不整形な間取りであればこういったライフスタイルの変化に対応できません。
この間取りは適当に私が作ったものですが、間取り変更はなかなか考えられません。
でも世の中にありますよね。でこぼこした家の形。
雨漏りするリスクやひび割れが入るリスクが高まります。
そして何より、シンプルな形より、メンテナンス費用が必要になります。
また、不整形な間取りの場合の売却時を考えてください。
間取り変更が難しく、購入者のライフスタイルに変更できなければ購入見込客数が圧倒的に下がり、売却までに時間がかかります。
最初に言ったとおり、即現金化できない物件は資産価値が低い物件ということになります。
※ただし、希少な場所や人気のエリアであれば、間取りに関係なく購入見込み客が多いため、資産価値が下がることは少ないと思います。
マイホームの資産価値を左右する間取りも重要であることを理解していただけたかと思います。
住宅チラシなどを見かけた際はご自身やご家族の将来のライフステージも想像・イメージ・妄想しながら見てみましょう。
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