こんにちは。

日本住宅相談所の赤石です。

 

今回は住宅購入の際によく耳にする【住宅ローン減税】をテーマにして書きたいと思います。

今回のブログで何が言いたいかというと、タイトルそのままで「住宅ローン減税にダマされた！」ということです。

え？？よく分からないって？

はっきり申しますと、住宅ローンは還付されないようになっているということです！

住宅ローン減税は最大40万円が還付される？誰もかれも、みんながそう？

 

んな訳あるか～～～～！という事実を皆さんにお伝えしたいと思います。

 

不動産屋さんの営業トークでこんなフレーズをよく聞きます。

『住宅ローン控除で最大４０万円もどってきますよ！新しい家に住みながら毎年４０万円戻ってきて、そのお金で旅行も行けますよ。最高じゃないですか！？さ！この家買っちゃいましょー！今しかないですよ！』

 

このフレーズに皆さん、ダマされないでください！

 

先に結論を言うと、４０万円も戻ってくる人はかなり少数派です。

 

こう言う不動産屋は住宅ローン減税のことをよく理解していないと思われます。

 

完全に間違いではないですが、半分正解、半分間違いです。

 

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世帯年収別に比較しながら解説していきたいと思います。

✔4,000万円の新築住宅を全額住宅ローンを使って購入

✔住宅ローン控除額は最大４０万円

✔※配偶者控除38万

✔生命保険料控除１０万

✔地震保険料控除５万

✔社会保険料控除（年収÷１２を標準報酬月額）を反映

 

家族Aさんの場合

夫　会社員　年収４００万

妻　パート収入１００万／年

子供１人　６歳

所得:１５０万

最大所得税還付金：約60,000円

 

 

家族Bさんの場合

夫　会社員　年収６００万

妻　パート収入　１００万／年

子供１人　６歳

所得：２００万

最大所得税還付金額：約135,000円

 

 

家族Cさんの場合

夫　会社員　年収　８００万

妻　専業主婦

子供１人　６歳

所得：３６０万

最大所得税還付金額：約290,000円

 

 

不動産営業マンの言う最大４０万円がいかにハードルが高いかご理解していただけましたか？

 

所得税で還付できない部分は住民税から引かれます。

最大136,500円です。

これも最大での金額です。

 

結論として、住宅ローン控除金額は年収・共働き・保険の加入状況・扶養家族などそれぞれの家族の状況により、変わってきます。

 

本当に「最大」であって、40万円還付される人はとても少ないです。

多くの場合、固定資産税を支払うと相殺されるような感じではないでしょうか。

還付金で旅行なんて行けたもんじゃありません・・・

還付されるということはそもそも、多く税金を支払っている人のみが対象ということです。

国の政策も響きがいいように伝えすぎな気もしますが・・・💦笑

 

ですから、いい加減な営業マンの営業トークにダマされないようにお気をつけください。

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