バルコニー手すり部分の継手から水漏れしやすい

投稿者: | 2017年11月10日

バルコニーの手摺壁部分の上の部分を笠置(かさぎ)と言います。

笠置の板金のジョイント(継手)部分は雨漏りの弱点となります。

 

建物自体、どんな箇所であれジョイント部は構造上の弱点であり、雨漏り上の弱点でもあります。

どんな建物であれジョイント部は必ず発生します。

デザイン上、あまり目立たない箇所にジョイント部を持ってきます。

下葺き材の施工が完璧であれば、雨漏りはしないでしょう。

しかし、見えなくなる箇所においては、現場では簡単に施工されがちです。

見えるところだけを丁寧に!なんてことは決して良くありません。むしろ最悪です。

 

最近のバルコニーの笠置のジョイント部は、雨水が侵入しても水が流れるようになっています。

しかし、最近のものでなくても、雨水が侵入しないように配慮されているなら問題がないのですが、ジョイント部に単にフラットな鉄板を入れただけ、つなぎ目にシーリングを施工しただけという施工も中にはあります。

仕事が雑!ダメじゃん!と言いたくなります。

これでは雨水がバルコニー手摺壁の中に入り込むのも時間の問題になります。

雨水が入るだけなら良いのですが、下地板の腐食、腐朽菌や白アリの被害に繋がります。

ちょっとした施工の方法で大きな損害になりかねます。

職人さんが現場で施工します。

現物相手に仕事をしています。

不具合の補修工事もしたこともある職人さんは、将来不具合が発生することがわかっている方もいらっしゃるでしょう。

そんな方はきっと、不具合が出るとわかっていても、そのように施工することがあるでしょう。

技術力以外の人間性というのか、そんなことが大切だと思います。

自分の家じゃないからこんなもんでいい、といった感情で施工するのでしょうか。

お金を貰っているのだから、相手のことを考え思いやって仕事をしてほしいと思います。

綺麗事なのはわかっていますが、少しでもそんな職人さんや業者さんが増えますように。

 

あ、なんだかいつもと違う終わり方になりました。(笑)

 

 








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