通常物件の内覧時には、不動産屋が案内してくれます。
そして『どうぞご自由にご覧くださいね。こちらは洋室です。』などと言って案内してくれますよね。
私が内覧に行く際や同行する際、不動産屋さんって、当たり前のことを説明してくる人多いですよね。
「ここは和室です。・・・・」とか言われると、心の中で「見たら分かるけど。それ以外に伝えること無いの?家を売る気ないのかな?」と思ってしまいますが。
さてさて、内覧時に具体的にどこを見たらいいのかと、チェックリスト等はありますが、がっつり見てしまうと、インスペクションみたいになってしまいますし、時間がかかります。
ここは見ておくべき!という箇所をお伝えします。
それは・・・
点検口です。
点検口ってナニ?という方へ
点検口は :天井や床下などの配線や配管を見るため・入るための入口 。
床下に入るために1階に床下点検口、浴室の天井に浴室点検口、各階の天井裏点検口、最上階の部屋の上に小屋裏点検口などがあります。
しかし、点検口があるからといって、安心してはいけません!
なぜでしょうか?
それは、❝見かけ”だけの点検口の場合が多いためです。
事例1:浴室点検口
これは浴室の点検口です。実際蓋をどけてみると・・・
点検口の高さが約15cm程度しかなく、直接眼で見て確認することが出来ませんでした。
事例2・床下点検口
この点検口を開けると・・・
こちらの床下点検口も蓋を開けると、床下部分と大引きの間が約20cm程度しかなく、侵入することが出来ず、床下の状態を確認することが出来ませんでした。
このような感じの点検口だと、今後住宅の状態を確認することが難しくなります。改善方法としては、新たに点検口を設置することになります。そうすると点検口の設置費用がかかってきます。
点検口の必要性について
経年変化による漏水事故などの防止や建物の傷み具合を定期的に点検することができます。
点検口があるかないかで修繕のやりやすさやコストが違ってきます。点検口をチェックすると、施工技術の水準や建物に対する姿勢が分かるともいわれています。天井や床下をくまなく点検できるよう、必要な箇所にきちんと点検口が設置されている建物は、長期メンテナンスに配慮した建物だといえます 。
引用:不動産用語HOME’S
点検口があっても、その点検口がちゃんと建物の点検することが出来るのか?が大切になります。 実際入ることができず、物件の状態を知ることが出来ない点検口は飾りのようなものになります。
内覧の際は点検口を開けてみてください。「人が入れるスペースがあるのか?」と考えながら内覧をしてみてくださいね。
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